失われた過去と未来の犯罪 [图书] 豆瓣
作者: 小林 泰三 KADOKAWA 2016 - 6
ようこそ、謎と人間の新しい可能性へ――。
『アリス殺し』の鬼才が贈るブラックSFミステリ、ここに開幕。
全人類が記憶障害に陥り、長期記憶を取り外し可能な外部装置に頼るようになった世界。
心と身体がバラバラになった今、いくつもの人生(ル・ものがたり)を覚えている、「わたし」は一体何者――?
◆女子高生の結城梨乃は、自分の記憶が10分ともたないことに気が付いた。いち早く状況を理解した梨乃は急いでSNSに書き込む――「全ての人間が記憶障害に陥っています。あなたが、人類が生き残るために、以下のことを行ってください」。それから幾年。人類は失った長期記憶を補うため、身体に挿し込む「外部記憶装置」(メモリ)に頼り、生活するようになった。
◆「わたし」の中には、なぜか何人分もの記憶、思い出が存在している。「替えメモリ受験」をしようとした学生の話。交通事故で子供を亡くした父親の話。双子の姉妹の話。メモリの使用を拒否する集団の話。謎の「声」に導かれ、「わたし」は自分の正体をついに思い出す……。

读过 失われた過去と未来の犯罪 🌕🌕🌕🌕🌑
二刷结束,评价不变。
小林泰三是真喜欢顺行性失忆症+备忘录的设定,而且短篇内的脑洞也颇多,虽然世界观层面的设定存在一定夸张和都合属性。但是其想要表达的有关人与记忆与灵魂与身份认同的本质还是相当到位的。上下两部分别是大遗忘初期的中篇以及世界观形成的短篇连作集——说来这本也是把之前的某个短篇扩写成了本作(笑)。
以上。