Life
豆瓣
简介
ニックケイヴやGラブの香りまで漂う曲もあり。ささくれた歌声に豊潤なアレンジ・・・これはシンガーソングライター的なアルバムですね・・・。こういった所謂“ロック臭”の少ないアルバムの時は“宮本浩次”名義で出した方が良いのかもしれません・・・。
バンド名義で出すと、必ず毎回「昔のエレカシは・・・」
云々と始める人間が沢山出てきますから・・・。
私はエレカシのファーストに出会った頃、既に彼等より遥かに詩情に溢れ、攻撃的で革新的なバンドやアーティストにいくつも出会っていたので、言葉と攻撃性に関して、彼等の初期作にさほどの衝撃は受けていません。
初期作の頃から、破綻しきれずに、どうしても
ギリギリポップさを保ってしまう所にこそ
このバンドに普遍的な魅力を感じてきました。1stも2ndも
3rdも4thも自分にとっては全然ポップな作品です。
本当に聞き手を無視した、表現欲100%が
あんなに聴きやすい物であるはずがありません。
ですから、ポニーキャニオン以降の、精神不安定期も
分裂期も通り越した後の、開き直ったような
整合感ある透き通った曲々は、実は宮本の本質部分では
無いかとさえ思います。其所に私はどんな日本語曲にも無い
唯一無二の個性と深みを感じます。本当に天才だと思います。
初期は宮本の本質と、怒り、その他の感情の
折り合いが丁度、ああいったバランスで
放出されてしまっただけの話で、それを毎回
同じように求めるのは一体どうなんでしょうね。
彼等の今までの全作品、駄作は一つも無いと思っています。
ポニーキャニオン以降を“ゴミのようなバンド”
なんていう人間が居るなんて信じられません。
tracks
1 部屋
2 女神になって
3 面影
4 暑中見舞 - 憂鬱な午後 -
5 普通の日々
6 かくれんぼ
7 秋 - さらば遠い夢よ -
8 真夏の革命
9 あなたのやさしさをオレは何に例えよう
10 ボロシ