いま世界の哲学者が考えていること
豆瓣
岡本 裕一朗
简介
21世紀最先端の哲学者が描き出す人類の明日とは?
【IT革命とBT革命が人類の未来を変える?】
【世界が再び宗教へと回帰していくのはなぜなのか?】
【資本主義は21世紀でも通用するのか?】
――世界の難問がこの一冊でクリアに解ける!
登場するのは世界最前線の哲学者たち。
マルクス・ガブリエル、カンタン・メイヤスー、リチャード・ローティ、
ユルゲン・ハーバマス、ダニエル・デネット、ニック・ボストロム、
ベルナール・スティグレール、トマス・マシーセン、マウリツィオ・フェラーリス……
いつまでも「哲学=人生論」と思っているのは日本人だけ!
◎ゲノム編集、生命延長……人間の身体はどこまで改変できるか
◎脳科学が犯罪者になる人間を予測する?
◎人類絶滅以後の世界を思考する「21世紀の時代精神」とは
……いま、世界の哲学者が考えている人類の未来の姿とは?
contents
▼第1章 世界の哲学者は今、何を考えているのか
◎ポストモダン以後、哲学はどこへ向かうのか
◎「真理」はどこにも存在しない
◎人間消滅以後の世界をどう理解するのか
◎道徳を脳科学によって説明する
▼第2章 IT革命は人類に何をもたらすのか
◎人類史を変える二つの革命
◎スマートフォンの存在論
◎シノプティコン――多数による少数の監視
◎ビッグデータと人工知能ルネサンス
◎人工知能によって啓蒙される人類?
▼第3章 バイオテクノロジーは「人間」をどこに導くのか
◎「ポストヒューマン」誕生への道
◎人間のゲノム編集はなにを意味するのか
◎クローン人間の哲学
◎不老不死になることは幸せなのか
◎犯罪者には道徳ピルを飲ませる?
▼第4章 資本主義は21世紀でも通用するのか
◎近代が終わっても資本主義は終わらない?
◎格差は本当に悪なのか
◎自由主義のパラドックス
◎フィンテック革命と金融資本主義の未来
◎グローバリゼーションのトリレンマ
▼第5章 人類が宗教を捨てることはありえないのか
◎多文化主義から宗教的転回へ
◎多文化主義モデルか、社会統合モデルか
◎宗教を科学的に理解する?
◎グールドの相互非干渉の原理
◎創造説とネオ無神論
▼第6章 人類は地球を守らなくてはいけないのか
◎経済活動と環境保護は対立しない?
◎環境プラグマティズムは何を主張しているのか
◎地球温暖化対策の優先順位は?
◎終末論を超えて