
ISBN: 9784006004156
作者:
上野千鶴子
出版社: 岩波書店
发行时间: 2020
-06
丛书: 岩波現代文庫・学術
语言:
日语
价格: 本体1,880円+税
页数: 542
岩波現代文庫 学術415
上野千鶴子
简介
家族はどこから来てどこへ行こうとしているのか。著者独自の「ファミリィ・アイデンティティ」の視点から、揺れ動く家族の現実を鮮やかに浮き彫りにするとともに、近代家族の成立を歴史社会学的に位置づけた、オリジナルで刺激的な「家族の社会学」。戦後日本の男性知識人の心理を鋭く抉り出した「戦後批評の正嫡江藤淳」などを新たに収録する。
contents
Ⅰ 近代家族のゆらぎ
一 ファミリィ・アイデンティティのゆくえ
二 家族の臨界――ケアの分配公正をめぐって
三 家族、積みすぎた方舟
四 女性の変貌と家族
Ⅱ 近代と女性
一 日本型近代家族の成立
付論 「家父長制」の概念をめぐって
二 家族の近代
三 女性史と近代
Ⅲ 家庭学の展開
一 「梅棹家庭学」の展開
二 技術革新と家事労働
Ⅳ 高度成長と家族
一 「母」の戦後史
付論 戦後批評の正嫡 江藤淳
二 「ポスト思秋期」の妻たち
Ⅴ 性差別の逆説
一 夫婦別姓の罠
二 生きられた経験としての老後
三 「女縁」の可能性
四 性差別の逆説――異文化適応と性差
参考文献
初版あとがき
自著解題
初出一覧
人名索引