太陽の季節
豆瓣
石原 慎太郎
简介
概要
裕福な家庭に育った若者の無軌道な生活を通して、感情を物質化する新世代を描く。ストーリーが倫理性に欠けることで、発表されるや文壇のみならず一般社会にも賞賛と非難を巻き起こした作品である。受賞作にはなったものの選考委員の評価は必ずしも高いとは言えず、反倫理的な内容についても評価が分かれた。川端康成や舟橋聖一、中村光夫には全体にみなぎる若々しい情熱が評価され激賞されたものの、同時に文体の稚拙さや誤字があるなど多くの欠点も指摘されている。一部の選考委員には、奇を衒った浅薄な内容であると評価され「一種の下らぬ通俗小説である」(宇野浩二)といった批判もあった。
ストーリーは慎太郎の弟・石原裕次郎が、ある仲間の噂話として慎太郎に聞かせた話が題材になっているという。また、文芸誌に発表した処女作『灰色の教室』にも、本作の題材になった話が1エピソードとして収録されている(ただし、登場人物の名前は異なる)。
単行本・文庫本を合わせた現在までの発行部数は100万部を越える。1956年に映画化され人気を博すが、その内容が問題になり、制作者の内部機関だった「映画倫理規程管理委員会」が外部の第三者も参加する映画倫理委員会と改められるきっかけとなる。2002年にテレビドラマ化されたが、ストーリーは全く異なる。
石原が幼少期を過ごした神奈川県逗子市の逗子海岸には、「太陽の季節 ここに始まる」という彼の自筆が入ったモニュメントが建立されている。