(見えない)欲望へ向けて―クィア批評との対話
豆瓣
ISBN: 9784409040751
作者:
村山敏勝
出版社: 人文書院
页数: 241
村山敏勝
简介
〈読む〉ことは快楽である。
他人を感じたいという性的な欲望がなければ、
そもそもなぜ書物など読むのか。
めんどうな理論を学ぶのも、
他社の思考を追体験したいという欲望のため以外、
なにがあるのか。
contents
1 見えない欲望を読む(セジウィックとホモソーシャル/ホモセクシュアル連続体;男と男のあいだ—『デイヴィッド・コパーフィールド』のセクシュアリティ;ジェイン・オースティンを読む兵士たち)
2 プライヴァシーの亀裂と侵犯(わたしは作文を引き裂いた—『ヴィレット』と語る女性の私的領域;登場人物には秘密がない—E.M.フォースターのクローゼット)
3 精神分析とクィア批評の往還(欲望はそこにある—ジジェク、コプチェク、固い現実界;主体化されない残余・去勢—ジュディス・バトラーと誤読のポリティクス;孤独なマゾヒズム—レオ・ベルサーニへの斜線)