近代東北アジアの誕生
豆瓣
跨境史への試み
左近 幸村 / 原 暉之 …
简介
これまでロシアや清帝国の「辺境」とみなされ、研究上の空白となっている19世紀東北アジア地域史について、国境を越えた相互作用に着目し、執筆者間で各章を相互参照し議論する「跨境史」的手法によって、新たな歴史像を提示。19世紀におけるロシアの進出と東アジアの在来秩序の変化が、東北アジアにどのような影響を及ぼしたのかということを、さまざまな角度から検証することで明らかにする。新進気鋭の研究者たちによるトランスボーダー・ヒストリー構築の試み。
目录
序 論 東北アジアから見える世界 左近幸村
第1章 近代東北アジア交易ネットワークの成立 原 暉之
-環日本海圏を中心に-
第2章 国際的環境から見た日露間の航路形成 麓 慎一
第3章 サハリン石炭と東北アジア海域史 天野尚樹
第4章 キャフタからウラジオストクへ 左近幸村
-国境地帯おける貿易構造の変化と関税政策-
第5章 19世紀中国における自由貿易と保護関税 岡本隆司
-「裁釐加税」の形成過程-
第6章 露亜銀行(1910~26年)覚書 矢後和彦
第7章 利益独占と「門戸開放」 浅田進史
-ドイツ山東鉄道事業をめぐる秩序形成-
第8章 1900~20年山東半島の移民と農村経済 荒武達朗
第9章 大清帝国のマンチュリア統治と帝国統合の構造 杉山清彦
第10章 中国東北統治の変容 塚瀬 進
-1860~80年代の吉林を中心に-
第11章 プリアムール総督府の導入とロシア極東の誕生 松里公孝
第12章 ロシア帝国の辺境統治と領域拡張 オイドフ・バトバヤル
-東部辺境の国境監督官制度-
補 論 海域史、地域研究と近代東北アジア 桃木至朗