朝鮮時代の女性の歴史
豆瓣
家父長的規範と女性の一生
조선 여성의 일생
奎章閣韓国学研究院 译者: 小幡倫裕
简介
朝鮮時代の女性は男性的な価値観でつくられた良妻賢母の理想像そのものだったのか。妓生から宮廷女官まで職業や身分も異なる多様な女性たちの残した記録を、芸術、文学、家政、労働、教育、恋愛、娯楽、信仰など様々なテーマで読み解き、その真実の姿に迫る。
contents
第1部 朝鮮時代の女性の再発見(失われた声を求めて―新たに読み解く朝鮮時代の女性たちの人生
画家と賢母、その不都合な同居―「申師任堂」はどのように作られたのか
苦痛を踏み台に咲いた知性―朝鮮時代の女性知性人の系譜
隠れた働き手、朝鮮の女性たちの労働現場―機織から針仕事、金利貸しから出張料理まで
愛の嘆き節なぞやめてしまえ―妓の人生、その冷酷な現実
禁じようにも禁じ得ず―女性への規制とその亀裂)
第2部 朝鮮時代の女性 その人生の現場(女性にとって家族とは何だったのか―常識とは異なる朝鮮時代の婚姻と祭祀規則
女学校はなかった。しかし教育は重要だった―家門の栄光を照らす「鏡作り」
閨中を支配する唯一の文字―翻訳小説からゲームブックまで、女性の文字生活とハングル
信心の力で儒教的画一化に抵抗する―朝鮮の女性の信仰生活:仏教を中心として
朝鮮時代の女性の愛―文学の中のエロスと規範:密会から烈女の誕生まで
朝鮮時代の女性芸術家の誕生―詩と歌で昇華した魂
女性の目から読み解く女性たちの遊び―仲睦まじき閨中の趣味生活)