潮州人
豆瓣
華人移民のエスニシティと文化をめぐる歴史人類学
志賀市子
简介
広東省の潮州・汕頭地域にルーツを持つ彼らは、華僑・華人を代表する言語集団の一つとして、世界に活動の場を広げている。本書は、移民する彼らの動態と文化の変容を各地の事例から報告し、「潮州人とはだれか」に迫る、初の論著である。
目录
まえがき──潮州人とはだれか
序章 「潮州人」のエスニシティと文化をめぐって(志賀市子)
第Ⅰ部 中国、台湾
第一章 宣教師が見た一九世紀の潮州人(蒲 豊彦)
第二章 外の世界へ―一八五〇年から一九五〇年の潮汕における移民母村の女性 (蔡 志祥/川瀬由高訳)
第三章 台湾南部の潮州系移民をめぐるエスニック関係──陳氏一族の社会的経験(横田浩一)
コラム①潮州人と客家──差異と連続(河合洋尚)
コラム②汕尾から考える「広東三大民系」(稲澤 努)
第Ⅱ部 香港、東南アジア
第四章 潮州の「念仏社」とその儀礼文化──香港及びタイへの伝播と継承(志賀市子)
第五章 潮州系善堂における経楽サービスとそのネットワーク──マレーシアとシンガポールを中心に(黄 蘊)
第六章 ベトナムの潮州人宗教結社──ホーチミン市とメコンデルタ(芹澤知広)
第七章 タイ現代史の中の潮州系善堂──華僑報徳善堂の発展と適応(玉置充子)
第八章 海外華人宗教の文化適応──タイ国の徳教における「白雲師尊」像の変化を事例として(陳 景熙/阿部朋恒訳)
第九章 功徳がとりもつ潮州善堂とタイ仏教──泰国義徳善堂の事例を中心に(片岡 樹)
コラム③潮州劇について(田仲一成)
あとがき
索引