昭和陸軍の軌跡
豆瓣
ISBN: 9784121021441
作者:
川田 稔
出版社: 中央公論新社
发行时间: 2011
丛书: 中公新書
装订: 新書判
价格: JPY 940
页数: 352
永田鉄山の構想とその分岐
川田 稔
简介
昭和十年八月十二日、一人の軍人が執務室で斬殺された。陸軍軍務局長永田鉄山。中堅幕僚時代、陸軍は組織として政治を動かすべきだとして「一夕会」を結成した人物である。彼の抱いた政策構想は、同志であった石原莞爾、武藤章、田中新一らにどう受け継がれ、分岐していったのか。満蒙の領有をめぐる中ソとの軋轢、南洋の資源をめぐる英米との対立、また緊張する欧州情勢を背景に、満州事変から敗戦まで昭和陸軍の興亡を描く。
contents
プロローグ 満州事変ー昭和陸軍の台頭/第1章 政党政治下の陸軍ー宇垣軍政と一夕会の形成/第2章 満州事変から五・一五事件へー陸軍における権力転換と政党政治の終焉/第3章 昭和陸軍の構想ー永田鉄山/第4章 陸軍派閥抗争ー皇道派と統制派/第5章 二・二六事件前後の陸軍と大陸政策の相克ー石原莞爾戦争指導課長の時代/第6章 日中戦争の展開と東亜新秩序/第7章 欧州大戦と日独伊三国同盟ー武藤章陸軍省軍務局長の登場/第8章 漸進的南進方針と独ソ戦の衝撃ー田中新一参謀本部作戦部長の就任/第9章 日米交渉と対米開戦/エピローグ 太平洋戦争ー落日の昭和陸軍