蝶恋
豆瓣
蝶・恋-燃え尽きるとも-
简介
解 説
中国の有名な説話「梁山伯と祝英台」と日本の歌舞伎「けいせい倭荘子」、日本舞 踊「蝶の道行」を基本にした、新しい舞踊劇。
平安朝の時代、御所の舞楽師として身を立てようと夢を描いて都にやってきた二人 の若者の数奇な運命と哀しく切ない愛を、歌と踊りで表現。
物 語
舞楽司として身を立てるため、都にやってきた雪若と霧音は、同じ目標に向かって 兄弟のような強い絆で結ばれ、殿上人に認められるまであと一歩となり、共に「胡蝶 の舞」を舞うことによって、晴れて舞楽司になる日を夢見ていた。
しかし、霧音には秘密があった。実は霧音は東国常陸の受領の娘だったのである。 舞楽の道を志した霧音は、父の許しを得て二年間の約束で都へと出てきたのだが、舞 楽には女性は学べないという掟があるため、女性であることを隠し、男装をしていた のである。雪若との絆が深くなればなるほど、霧音の女心はゆれた。
一方、若く凛々しい雪若は御所でも評判で、上臈方が言い寄ってくる。そんな雪若 に女性として想いを寄せている霧音は、彼を不潔であると咎めるが、雪若は自分には 心に秘めた人がいると打ち明ける。霧音は心中穏やかではいられなかったが、次第に 大きくなっていく雪若への想いを、胸のうちに秘めているほかなかった。
しかし、隠し続けるにも限度があった。ある時、稽古中に雪若は霧音が女性である ことを知る。舞楽を学ぶために秘密にしていたは、雪若を欺くことがつらかったと打 ち明ける霧音に、雪若も以前から霧音への恋慕の気持ちを抑えていたと真実を吐露す る。愛を確認した二人は、甘く美しく激しく連れ舞う。
そんな時、霧音の父が病の床に伏し、余命いくばくもないとの文が届けられる。別 れに「胡蝶の舞」を舞った二人は、再会を堅く約束し、霧音は故郷への帰途につくのだった。
霧音が故郷に戻ってみると、父は既に亡くなっていた。伯父の良清は霧音に、家を 守るため決められた婿と結婚するよう言いつける。乳母の清月尼は嘆く霧音に、この 世で生きていくために、それが女の宿命なのだと諭す。苦悩の末、雪若への想いを胸 に霧音は自害する。暫くして、雪若が霧音を迎えにやってくるが・・・。