五十嵐大介
魔女 1 豆瓣
作者: 五十嵐 大介 小学館 2004 - 4
強く、儚く、螺旋を描く満たされぬ想い。そして人々は未知なるものを求め、魂の世界へと誘われゆく…。幻想と恐怖が、大いなるイマジネーションによって解き放たれる連作短編。
▼第1話/SPINDLE(前・後編)
▼第2話/KUARUPU
▼騎鳥魔女
●主な登場人物/シラル(遊牧民族の少女。織り上げた「伝言」を伝えるため首都に赴く)、ニコラ(欲しいものを手に入れるには手段を選ばない女性。首都のバザールを潰そうと企む)、クマリ(深遠なる森を守る少女。開発者に滅ぼされた部族の弔い[クアルプ]のため闘う)
●あらすじ/30年前・アジア西端の小国。その首都に滞在する英国人の少女ニコラは、バザールで働く青年ミマールに恋するが、結局は彼に振り向かれることなく帰国した。だが、自尊心の高いニコラは屈辱をずっと忘れず、富と名声、そして“世界の秘密”を手に入れた後、“力”を使いバザールの相談役たちを怪死させる事件を引き起こす。ニコラの復讐の魔の手は、次いでミマールの愛する孫娘・ハセキへと…(第1話・前編)。
●本巻の特徴/スピンドル(紡ぎ器)で織られた布に「伝言」を託す。それを読み解けるのは“古く大きな知恵”を授かり、伝言を織り成した少女・シラルただ一人のみ……。シラルとニコラの不可思議な物語「SPINDLE」ほかを収録した連作魔女奇譚・第1集。
ウムヴェルト 五十嵐大介作品集 豆瓣
10.0 (5 个评分) 作者: 五十嵐 大介 講談社 2017 - 3
『ディザインズ』『リトル・フォレスト』『海獣の子供』などで絶対的な支持を獲得している五十嵐大介の作品集、待望の登場! 2004年から2014年にかけて描かれた短編は、「この世界のどこかにいる、かもしれない」──そんな「未確認生物」をモチーフとした珠玉の10タイトル。『ディザインズ』の原型となる読み切り『ウムヴェルト』も網羅し、五十嵐大介の環世界が惜しみなく放たれた1冊!