谷口治郎
欅の木 豆瓣
作者: 内海 隆一郎 / 谷口 ジロー 小学館 1999 - 1
出版社 / 著者からの内容紹介
▼第1話/欅の木▼第2話/白い木馬▼第3話/再会▼第4話/兄の暮らし▼第5話/雨傘▼第6話/絵画館付近▼第7話/林を抜けて▼第8話/彼の故郷●主な登場人物/「欅の木」=原田夫妻(仕事を引退し郊外の中古の一軒家に越してきた初老の夫婦)、矢口(原田の家に以前住んでいた老人) 「白い木馬」=木下夫妻(すでに子供たちは独立してしまい、夫婦ふたりで静かに暮らす初老の夫婦)、ヒロミ(木下夫妻の孫。母親が再婚するため木下の家に預かってもらっている)●あらすじ/都心から1時間あまりの郊外に中古の家を購入した原田夫妻は、引っ越しの前日に家を訪れて愕然とした。梅や木蓮、椿などとりどりの庭木が植え込んであった庭が、すっかりきれいになっていたのだ。仕事を引退し、老後は夫婦ふたりで緑溢れる家で暮らそうと思っていただけに、ショックのあまり声も出なかった。しかし、ふと庭を見渡すと、庭の隅の大きな欅の木だけが一本残っていた…(第1話)。▼木下夫妻は、5歳になる孫のヒロミと遊園地に向かっている。ヒロミは長女・芳子の娘で、いつもなら年に1回、正月に芳子が連れてくるだけだったのだが、今回はちょっと違っていた。芳子は数年前に離婚をしひとりでヒロミを育てていたのだが、今度再婚することになった。そこで、しばらくの間ヒロミを預かって欲しいのだという。「そんな無責任な話があるか」と木下夫妻は怒るが、一度だけという約束でヒロミを預かったのだ。しかし、今まで数回しか会ったことのない祖父母にヒロミが簡単になつくはずもなく、今日もずっと電車の外を見ながら黙りこくったままだった…(第2話)。
父之曆 豆瓣
9.7 (14 个评分) 作者: [日] 谷口治郎 译者: 章澤儀 東販 2003
全1冊。
故事以主角阳一的父亲的葬礼为开场,借由前来吊唁的亲朋好友的描述让时光倒流,如拼图一般追忆出完整的父亲形象以及儿童眼中忽略了的似水流年。阳一的父母原本是恩爱夫妻,因为“鸟取大火”的关系而走上分手的道路,幼时的阳一出于对母亲离去的不解而深深怨恨着父亲,进而发展为成年之后的逃避。在他,父亲仅仅只是一个符号,心灵的沟壑隔阻了太久父子之间的交流,一如现在都市中许多家庭冷漠的亲子关系欠缺理解与沟通。而阳一的父亲则是传统意义上的父亲形象,坚毅、隐忍、沉默、厚道,对子女和家庭心怀责任感与关爱,却从来不肯用明确的态度表现出来,而只是像一个旁人般持续付出自己的心力,哪怕因此而不获得子女的认同。