約1年ぶりのフルalbumは阿部芙蓉美+薫國(from DadaD)との共同プロデュースにして2人のみで作り上げた新しい阿部芙蓉美の世界。
以前のフォークのイメージとは違い、洋楽のような重低音に彼女の歌声がとけ込む楽曲が目立つ。
阿部芙蓉美の歌声は勿論のこと、本来のサウンドセンスが更にグッと前に出た作品になっている。
また彼女の独特の詞の世界感は相変わらずユーモアだったり、時に卑屈だったり、そして憧れをも感じさせるが、おしつけがましくないところが魅力のひとつ。
album通して33分ではあるが、1曲1曲が内容濃いので満足度も申しぶんない。
何度もリピートしたくなるのは間違いないalbumになりました。

箭内道彦、牧鉄馬らクリエーターから注目のシンガーソングライター阿部芙蓉美のセカンドアルバムが登場。最近では大友良英とのコラボレーションでも知られる癒しの歌姫。今作は、河野圭(宇多田ヒカル、今井美樹、ねごと等プロデュース)と共に、自身のプロデュースアレンジに関わり、シンプルさを意識して作られた作品となった。また、ライブでしか聴けなかったファンの中でも支持の高かった名曲「君とあの海」も本作に収録。全9曲収録。
2012年は照井利幸からもツアーのオファーを受ける等ロック畑にも進出予定。今の阿部芙蓉美の存在が詰まった作品となっている。