紐解かれ、塗り重ねられた時代の先に見つけた＜シンカ＞。
日本のみならず世界を震撼させ続けてきたDIR EN GREYが、12月19日に発表した最新シングル『輪郭』からわずか4ヵ月にて新曲を含む7曲入りミニアルバム『THE UNRAVELING』を2013年4月3日に発表します。
「今を生きる自分たちが、今の音で」と語るメンバーが制作に臨んだのは、結成から16年の歳月に世に放った作品の完全再構築。シングル『輪郭』に収録されている「霧と繭」でも見られた大胆かつ常軌を逸したアレンジにより、歌詩、旋律、楽曲構成にも手が掛けられ、現在のアプローチによる楽曲が完成しました。時代を経ても揺るがない核と、独自の世界観を貫くDIR EN GREYの＜進化／深化／真価＞を感じる作品になっております。

SUGIZO、久々のソロアルバム完成！
LUNA SEA、X JAPAN、JUNO REACTOR、幾多の伝説を渡り歩く孤高のギタリスト SUGIZO。今作は久々に放つオリジナルアルバムです。これまでにデジタルシングルとしてリリースしてきた作品に新曲を加えて2枚同時リリース！LUNA SEAやX JAPANなどで見せるロックギタリスト「SUGIZO」の部分ではなく、トランス・エレクトロニカ・クラシックなど彼のもうひとつの側面を全面に打ち出した作品です。

Japanese limited edition best of compilation includes a bonus CD. Toshiba. 2006.

89年、吉井和哉（vo）、廣瀬洋一（b）、菊地英昭（g）、菊地英二（dr）という最強のラインナップが揃う。デヴィッド・ボウイ、マーク・ボランをあからさまに意識した吉井のグラマラスなイデタチ、70'sロック・サウンドを基調としながらも歌謡曲的な湿り具合をもち合わせた楽曲、圧倒的な演奏力（過去メジャー・デビュー経験者有り）で、アッという間に人気を獲得、都内ライヴハウスを熱狂の渦へ。注目すべきは、このころすでに彼らの音楽性は大筋確立されていたという点だろう。
一介のロック・バンドであった彼らが、現在のようなビッグ・アーティストへ飛躍する足掛かりとなったのは、95年発表の４thアルバム『スマイル』である。以前に比べ、コンセプチュアルでシリアスな作家性は一歩後退し、大衆的なポップ性が格段にアップ、初のヒット作となった。また、偏執的なまで性にこだわった吉井の詞世界がいっそうの輝きを帯びてきたのもこの頃である。その後は、「太陽が燃えている」「JAM」とヒットを連発。５thアルバム『フォー・シーズンズ』はチャート第１位を記録した。名実ともにスーパー・バンドとなった彼ら、97年には６thアルバム『SICKS』を憧れの地・イギリスでリリース、世界進出への一歩を踏み出した。そして99年、UA関連のワークでお馴染みの朝本浩文をプロデューサーとして迎え、シングル「バラ色の日々」をリリース。まったく異質で新しい血（＝朝本）を取り込んだ本作は、今までになくリアルで生々しいサウンド（特にスネアの音）が印象的であり、あたらしいステージへ飛び立とうとする彼らの意思表明にも受け取れるナンバーであった。00年には試行錯誤の末、快心作『8』を生み落とし、新章へと突入していく。
がしかし00年11月、彼らは01年１月８日の東京ドーム公演をもって活動の一旦休止を宣言。そして04年７月をもって、正式に解散したことが発表された。