姬神
東日流 豆瓣
8.3 (7 个评分)
姬神
/
Himekami
发布日期 1994年7月21日
出版发行:
ポニーキャニオン
1994.07.21 発売 PCCR-00114(CD) 発売元:ポニーキャニオン
津軽半島の西側にある汽水湖・十三湖(じゅうさんこ)と、
かつてそのほとりで繁栄を誇った港町・十三湊(とさみなと)をモチーフにした。
十三湖は現在シジミの産地として名が知られる程度のひなびた場所だが、
この地にあった十三湊は鎌倉時代には日本指折りの栄えた港町だったという。
いつしか歴史の表舞台から姿を消すこととなる(一説には大津波で壊滅したとも)が、
現在発掘調査が続けられており、当時の集落の遺跡が確認されている。
星吉昭氏は『姫神伝説』を作ったころからこの地に関心を寄せており、
ついには当地を題材に採りフルアルバムが作られた。それが本作である。
このころ星氏は「黒人霊歌」ならぬ「北人霊歌」という語をしきりに用いている。
「みちのくの民のスピリッツに根ざした唄」という意味を持っており、
このコンセプトに基づいた曲が本作には収録されている。姫神の原点回帰ともいえる。
新たな試みとしては、人声が積極的に活用されている。
ヴォーカリストには、シングル『遠くへ行きたい』でも共演したモンゴル出身のオユンナ氏と、
民謡界から畠山孝一氏(『南部牛追い唄』の名手)を起用。
さらに二胡(いわゆる胡弓)の演奏で中国の許可(シュイ・クウ)氏が加わっている。
姫神作品に外国出身者が加わるのはこれが初めてで、
以後、様々な国の出身のミュージシャンが参加する嚆矢となったが、
今回の人選は十三湊が大陸貿易で栄えたであろうことを踏まえているのではないか。
収録曲も何となく日本海とその彼方のアジア大陸を想起させる。
ジャケットは草原の向こうの海原に雲間から日が射しているイラスト。
付録のブックレットには、星氏と作家の高橋克彦氏との対談が収められている。
(1)十三の春 とさのはる
幕開けは星吉昭氏の長男・星吉紀氏の作曲した初CD化作品。
メロディーはかなり姫神っぽく、親父さんの作品と言われても気づかない。
落ち着いた旋律は穏やかな春の海を見るようだ。
ただ曲構成はメロディーを単純に4回繰り返すだけで、
繰り返すごとに音色の組み合わせが変わるものの、単調な感じは否めない。
(2)北の海道 きたのうみみち
どこまでも続く海原を表すかのような、捕らえどころのないメロディーが淡々と流れる構成。
『明けもどろ』以来この手の曲は少なくなく、いまいち親しみが沸かないが、
アルバムの中でメリハリをつけるための「脇役」として位置づけられているのではないか。
(3)東日流笛 つがるぶえ ◎
タイトルのとおり、尺八に似たシンセ笛の調べがメインの曲だが、
合成音とは思えないほどニュアンス豊かな笛の演奏が聞きどころ。
使用機材は物理モデル音源YAMAHA VL1と思われるが、
最先端のテクノロジーが土俗的な佳曲を生み出したという点で興味深い。
ハープの伴奏がはかなげで良い。
どんよりとした寂しげな海岸でひとり笛を吹いている情景が浮かぶ。
(4)遠い唄 とおいうた ★
シンプルだが歯切れの良いお囃子にのせて
畠山孝一氏の伸びのある声(多重録音)が響きわたる。
力強さの中に哀感が漂う。まさに魂の唄・北人霊歌である。
間奏の笛のメロディーが泣けてくる。
すべてのパートを生楽器で演奏したヴァージョンを、ぜひライブで聴いてみたい。
(5)十三の砂山~雁供養~ とさのすなやま ~がんくよう~ ★
『姫神伝説』収録のご当地作品を11年ぶりにリメイク。
パーカッションの使用を控えてしっとりとしたアレンジが施されている。
新たにフィーチャーされた二胡の流れるような響きが素晴らしい。
許可氏が、身体全体を使って情感込めて弾いている姿が目に浮かぶ。
(6)幻想・東日流 げんそう・つがる
7部からなる壮大な組曲。
一.鎮魂(原題「あどはだり」) ちんこん
津軽といえば三味線。この曲は山田千里氏作曲による三味線の独奏曲が原曲らしい。
津軽三味線は基本的にジャストビートで演奏する楽器なので、
跳ねるようなリズムとは相性が良くないのだが、
この曲のバッキングは三味線のビートを強調する好ましい仕上がり。
曲中で三味線を演奏しているのは渋谷和生氏。
二.海の刻 うみのとき
三.哀想 あいそう
四.月まんどろに つきまんどろに
この3曲は曲間がなく一続きになっている。
『イーハトーヴォ日高見』のころのようなシンフォニック路線。
具体的に何を描写したのかよくわからないけれど、聴き手各自の解釈に委ねることとしよう。
『海の刻』は、神秘的なイントロで始まり、嵐を連想させる荒々しいサウンドへ。
やがて細かいシーケンスにのせて幻想的なシンセヴォイス。ここらへんはほとんど冨田勲の世界。
タイトルは『哀想』に変わり、VL1らしき笛の旋律が流れてくる。
しばらくゆったりしたフレーズが続き、それが不安げな響きに変わると『月まんどろに』。
畠山氏のドラマティックなスキャットが悲壮感を感じさせる。
姫神らしいこぶし笛やファンファーレで一気に盛り上がるが・・・
五.十三夜曲 とさやきょく
一転、静かな夜の湖面に二胡とハープの音が響く。
胡弓の音色は他の楽器にはない独特の「情感」を含んでいて、
シンセの打ち込みをもってしても再現しきれない。
この曲のメロディーラインも、二胡だからこそ引き立つのかもしれない。
六.風の子守歌 かぜのこもりうた ★
姫神のアルバムに歌詞付きの「歌もの」が登場するのはこれが初めてになる。
オユンナ氏が自作の詞をモンゴル語で唄う。大陸に残してきた母親を想う内容。
激しくこぶしを回す大陸的な笛の音。
それにしても彼女の歌唱力はさすがである。
唄の意味はわからずとも、心に訴えかけてくるものがある。
七.流転(原題「あどはだり」) るてん
『鎮魂』のショートヴァージョン。アレンジは大差ない。
津軽半島の西側にある汽水湖・十三湖(じゅうさんこ)と、
かつてそのほとりで繁栄を誇った港町・十三湊(とさみなと)をモチーフにした。
十三湖は現在シジミの産地として名が知られる程度のひなびた場所だが、
この地にあった十三湊は鎌倉時代には日本指折りの栄えた港町だったという。
いつしか歴史の表舞台から姿を消すこととなる(一説には大津波で壊滅したとも)が、
現在発掘調査が続けられており、当時の集落の遺跡が確認されている。
星吉昭氏は『姫神伝説』を作ったころからこの地に関心を寄せており、
ついには当地を題材に採りフルアルバムが作られた。それが本作である。
このころ星氏は「黒人霊歌」ならぬ「北人霊歌」という語をしきりに用いている。
「みちのくの民のスピリッツに根ざした唄」という意味を持っており、
このコンセプトに基づいた曲が本作には収録されている。姫神の原点回帰ともいえる。
新たな試みとしては、人声が積極的に活用されている。
ヴォーカリストには、シングル『遠くへ行きたい』でも共演したモンゴル出身のオユンナ氏と、
民謡界から畠山孝一氏(『南部牛追い唄』の名手)を起用。
さらに二胡(いわゆる胡弓)の演奏で中国の許可(シュイ・クウ)氏が加わっている。
姫神作品に外国出身者が加わるのはこれが初めてで、
以後、様々な国の出身のミュージシャンが参加する嚆矢となったが、
今回の人選は十三湊が大陸貿易で栄えたであろうことを踏まえているのではないか。
収録曲も何となく日本海とその彼方のアジア大陸を想起させる。
ジャケットは草原の向こうの海原に雲間から日が射しているイラスト。
付録のブックレットには、星氏と作家の高橋克彦氏との対談が収められている。
(1)十三の春 とさのはる
幕開けは星吉昭氏の長男・星吉紀氏の作曲した初CD化作品。
メロディーはかなり姫神っぽく、親父さんの作品と言われても気づかない。
落ち着いた旋律は穏やかな春の海を見るようだ。
ただ曲構成はメロディーを単純に4回繰り返すだけで、
繰り返すごとに音色の組み合わせが変わるものの、単調な感じは否めない。
(2)北の海道 きたのうみみち
どこまでも続く海原を表すかのような、捕らえどころのないメロディーが淡々と流れる構成。
『明けもどろ』以来この手の曲は少なくなく、いまいち親しみが沸かないが、
アルバムの中でメリハリをつけるための「脇役」として位置づけられているのではないか。
(3)東日流笛 つがるぶえ ◎
タイトルのとおり、尺八に似たシンセ笛の調べがメインの曲だが、
合成音とは思えないほどニュアンス豊かな笛の演奏が聞きどころ。
使用機材は物理モデル音源YAMAHA VL1と思われるが、
最先端のテクノロジーが土俗的な佳曲を生み出したという点で興味深い。
ハープの伴奏がはかなげで良い。
どんよりとした寂しげな海岸でひとり笛を吹いている情景が浮かぶ。
(4)遠い唄 とおいうた ★
シンプルだが歯切れの良いお囃子にのせて
畠山孝一氏の伸びのある声(多重録音)が響きわたる。
力強さの中に哀感が漂う。まさに魂の唄・北人霊歌である。
間奏の笛のメロディーが泣けてくる。
すべてのパートを生楽器で演奏したヴァージョンを、ぜひライブで聴いてみたい。
(5)十三の砂山~雁供養~ とさのすなやま ~がんくよう~ ★
『姫神伝説』収録のご当地作品を11年ぶりにリメイク。
パーカッションの使用を控えてしっとりとしたアレンジが施されている。
新たにフィーチャーされた二胡の流れるような響きが素晴らしい。
許可氏が、身体全体を使って情感込めて弾いている姿が目に浮かぶ。
(6)幻想・東日流 げんそう・つがる
7部からなる壮大な組曲。
一.鎮魂(原題「あどはだり」) ちんこん
津軽といえば三味線。この曲は山田千里氏作曲による三味線の独奏曲が原曲らしい。
津軽三味線は基本的にジャストビートで演奏する楽器なので、
跳ねるようなリズムとは相性が良くないのだが、
この曲のバッキングは三味線のビートを強調する好ましい仕上がり。
曲中で三味線を演奏しているのは渋谷和生氏。
二.海の刻 うみのとき
三.哀想 あいそう
四.月まんどろに つきまんどろに
この3曲は曲間がなく一続きになっている。
『イーハトーヴォ日高見』のころのようなシンフォニック路線。
具体的に何を描写したのかよくわからないけれど、聴き手各自の解釈に委ねることとしよう。
『海の刻』は、神秘的なイントロで始まり、嵐を連想させる荒々しいサウンドへ。
やがて細かいシーケンスにのせて幻想的なシンセヴォイス。ここらへんはほとんど冨田勲の世界。
タイトルは『哀想』に変わり、VL1らしき笛の旋律が流れてくる。
しばらくゆったりしたフレーズが続き、それが不安げな響きに変わると『月まんどろに』。
畠山氏のドラマティックなスキャットが悲壮感を感じさせる。
姫神らしいこぶし笛やファンファーレで一気に盛り上がるが・・・
五.十三夜曲 とさやきょく
一転、静かな夜の湖面に二胡とハープの音が響く。
胡弓の音色は他の楽器にはない独特の「情感」を含んでいて、
シンセの打ち込みをもってしても再現しきれない。
この曲のメロディーラインも、二胡だからこそ引き立つのかもしれない。
六.風の子守歌 かぜのこもりうた ★
姫神のアルバムに歌詞付きの「歌もの」が登場するのはこれが初めてになる。
オユンナ氏が自作の詞をモンゴル語で唄う。大陸に残してきた母親を想う内容。
激しくこぶしを回す大陸的な笛の音。
それにしても彼女の歌唱力はさすがである。
唄の意味はわからずとも、心に訴えかけてくるものがある。
七.流転(原題「あどはだり」) るてん
『鎮魂』のショートヴァージョン。アレンジは大差ない。
苍穹之声 豆瓣
8.8 (8 个评分)
姬神
发布日期 2004年6月1日
出版发行:
丰华唱片
拥有超过二十年的音乐表演活动的姬神(Himekami),原名星吉昭,自七一年Victor电子音乐比赛中获得最优秀奖后作品风格以日本岩手县具有代表性的民谣,及东北的传统民族音乐为主,开拓出既崭新亦别具神韵的音乐。
星吉昭于84年改换艺名为“姬神”,他做单独表演至今已共发表了二十张原创大碟。98年凭籍“绳文海流--风的绳文3”荣获第四十届日本唱片大奖。此外,由美国Higher Octave公司发行的两张作品、在世界各地大获好评。姬神的音乐不久就普及全世界。
近年“姬神”以户外演出为主,除日本以外,也在全球各地举行每场为数千人的大型音乐会,足迹遍达西班牙,中国,香港,新加坡等,此等表演不断地获得高度评价。特别2000年在埃及Giza的金字塔前作户外演出,与在以色列耶路撒冷的博物馆广场举行音乐会,均为人津津乐道。
经过二十多年的音乐活动后,“姬神”终于推出了他的首张Voices-Best!估计本碟亦可缔造出千变万化的色彩,和声是如此这般震慑心灵,这十六首别具大自然灵性的赞歌,恰巧是美妙的苍穹之声组曲!
特别一提,近年间的“姬神”起用了以东北民谣为模板,并与真嗓子合唱团组成“姬神Voices”,而星吉昭的长子星吉纪也作为他音乐上的拍档,在大碟和音乐会中偕同演出。从单独表演这个框子演变至大型音乐合唱团体的“姬神一座”,充分表现出“姬神”音乐潜在一种独特高尚意义。
星吉昭于84年改换艺名为“姬神”,他做单独表演至今已共发表了二十张原创大碟。98年凭籍“绳文海流--风的绳文3”荣获第四十届日本唱片大奖。此外,由美国Higher Octave公司发行的两张作品、在世界各地大获好评。姬神的音乐不久就普及全世界。
近年“姬神”以户外演出为主,除日本以外,也在全球各地举行每场为数千人的大型音乐会,足迹遍达西班牙,中国,香港,新加坡等,此等表演不断地获得高度评价。特别2000年在埃及Giza的金字塔前作户外演出,与在以色列耶路撒冷的博物馆广场举行音乐会,均为人津津乐道。
经过二十多年的音乐活动后,“姬神”终于推出了他的首张Voices-Best!估计本碟亦可缔造出千变万化的色彩,和声是如此这般震慑心灵,这十六首别具大自然灵性的赞歌,恰巧是美妙的苍穹之声组曲!
特别一提,近年间的“姬神”起用了以东北民谣为模板,并与真嗓子合唱团组成“姬神Voices”,而星吉昭的长子星吉纪也作为他音乐上的拍档,在大碟和音乐会中偕同演出。从单独表演这个框子演变至大型音乐合唱团体的“姬神一座”,充分表现出“姬神”音乐潜在一种独特高尚意义。
青い花 豆瓣
9.4 (22 个评分)
姬神
发布日期 2003年1月1日
出版发行:
上海音像出版社
目录
1. 青い花
2. あの遠くのはるかな声
3. 暁のかげろう
4. コキリコ(富山県民謡こきりこ節より)
5. 海の子守唄
6. 火祭りの夜
7. 朽葉の道
8. 海明かり(茨城県民謡磯節より)
9. 雨のかんざし(宮城県民謡さんさ時雨より)
10. 遙かなる旅路(アルバム・ヴァージョン)
11. 讃歌~種山が原へ
2003年1月29日,众乐迷期待已久的 Himekami 姫神 转投东芝EMI后的首张专辑《青い花 青花》终于发表了,其中有三首曲子《海明かり》、《雨のかんざし》、《コキリコ》是 星吉昭 将地方民谣重新编曲后的作品,其余都是原创。Himekami 姫神 将眼光放到了日本各地,如标题曲《青い花》就是脱胎自冲绳传统民谣。整张《青い花 青花》专辑充满了优美的抒情旋律,将人类的欢快、喜悦、忧伤,自然的宏伟与空灵送达到听者心底,使人感怀良多。
Himekami 姫神 是一名用音乐为现代人祈祷的祭师,用纯粹的电子合成器,表达着人类最原始的赞颂,却不是对具体的自然,而是对自然中孕育的神。Kitaro 喜多郎 继承了神道教的精神,Himekami 姫神 则沿袭了神道教的传统与文化。他试图用音乐,滋润现代人干涸的心田,唤醒他们对自然的敬畏尊崇之情。(转自See2say.com 看道)
1. 青い花
2. あの遠くのはるかな声
3. 暁のかげろう
4. コキリコ(富山県民謡こきりこ節より)
5. 海の子守唄
6. 火祭りの夜
7. 朽葉の道
8. 海明かり(茨城県民謡磯節より)
9. 雨のかんざし(宮城県民謡さんさ時雨より)
10. 遙かなる旅路(アルバム・ヴァージョン)
11. 讃歌~種山が原へ
2003年1月29日,众乐迷期待已久的 Himekami 姫神 转投东芝EMI后的首张专辑《青い花 青花》终于发表了,其中有三首曲子《海明かり》、《雨のかんざし》、《コキリコ》是 星吉昭 将地方民谣重新编曲后的作品,其余都是原创。Himekami 姫神 将眼光放到了日本各地,如标题曲《青い花》就是脱胎自冲绳传统民谣。整张《青い花 青花》专辑充满了优美的抒情旋律,将人类的欢快、喜悦、忧伤,自然的宏伟与空灵送达到听者心底,使人感怀良多。
Himekami 姫神 是一名用音乐为现代人祈祷的祭师,用纯粹的电子合成器,表达着人类最原始的赞颂,却不是对具体的自然,而是对自然中孕育的神。Kitaro 喜多郎 继承了神道教的精神,Himekami 姫神 则沿袭了神道教的传统与文化。他试图用音乐,滋润现代人干涸的心田,唤醒他们对自然的敬畏尊崇之情。(转自See2say.com 看道)