漢文訓読

平安鎌倉時代漢文訓読語史料論 [图书] 豆瓣
作者: 松本 光隆 汲古書院 2007 - 2
平安鎌倉時代の漢文訓読表現はいかなるシステムの上に成立したのか。 仏書の注釈活動、 宗派流派による異なる様態など、 各言語集団内の特徴を具体的に分析する。 言語表現から平安鎌倉時代を考察する。
続「訓読」論 [图书] 豆瓣
勉誠出版 2010 - 11
東アジアの「知」の成立を「訓読」から探る
東アジア漢文世界において漢文テキストは実際にどのような〈てだて〉で「読まれ」、そこでいったい何が生じたのか、そこから何が形成されたのか―「知」の伝播と体内化の過程を「訓読」論の視角から読み解くことで東アジア漢文世界の成立を検証する。
訓読みのはなし 漢字文化圏の中の日本語 (光文社新書 352) [图书] 豆瓣
作者: 笹原宏之 光文社 2008 - 5
日本人は、日常生活で日本語を当たり前のもののように使っているが、日本語を世界の言語の中に位置づけてみると、かなりユニークな文字を用いていることが分かる。本書では、漢字と日本語が交錯する「訓読み」に焦点を当て、その特徴をあぶりだしてみたい。中国で生まれた漢字を受け入れ、それを固有語である大和言葉で読んだことが、日本での訓読みの始まりである。元々は漢字の読みとして始まったが、様々な外来語を日本語化し、また逆に漢字を外来語で読み、さらに現代では絵文字まで読んだりする現象も含まれるなど、訓読みとはかくも広範囲で深みのある世界なのである。
欧文訓読の研究 [图书] 豆瓣
オウブン クンドク ノ ケンキュウ
作者: 森岡健二 明治書院 1999
本書は、中田祝夫氏が、漢文訓読によってもたらされた語法・措辞を「漢文直訳語脈」と言われたように、欧文を訓読することによってもたらされた蘭語・英語その他の外国語学習のための訓読の語法・措辞を「欧文の直訳語脈」、略して「欧文脈」と呼んで採集することとし、その発生、成立、特徴および現代日本語に与えた影響を研究しようとするものである。
欧文を訓読することによってもたらされた蘭語・英語その他の外国語学習のための訓読の語法・措辞を「欧文の直訳語脈(欧文脈)」と呼び、その発生・成立・特徴と現代日本語への影響について考察した書。序説に続く第一部「蘭学時代の訓読」は、「オランダ語学の展開」、「草創時代 ―旧法における翻訳―」、「普及時代 ―藤林普山『和蘭語法解』―」、「発達時代 ―蘭語文法の訓読」、「欧文脈の萌芽 ―大庭雪斎『訳和蘭文語』後編の訓読―」の五章からなる。また、第二部「英学時代の訓読」は、「英文訓読資料」、「欧文脈 ―名詞」、「欧文脈 ―代名詞」、「欧文脈 ―形容詞」、「欧文脈 ―動詞 附・助動詞」、「欧文脈 ―接続関係 接続詞、前置詞、熟語」の六章からなる。
日本史を学ぶための古文書・古記録訓読法 [图书] 豆瓣
作者: 苅米 一志 吉川弘文館 2015 - 4
古代・中世の文書・記録は、「変体漢文」という独特な文章で綴られており、これを読解することが日本史研究の第一歩となる。しかし、これまでは口承で教授されるにとどまり、そのための入門書は存在しなかった。史料の品詞や語法を正確に解釈するための、はじめてのガイドブック。豊富な文例に訓読と現代語訳を配置。理解を深める演習問題も付す。
「訓読」論 [图书] 豆瓣
作者: 中村 春作 / 陶 徳 民 勉誠出版 2008 - 9
東アジアから「訓読」を読み直す
「訓読」という異文化理解の方法を再考し、日本伝統文化の形成、さらには東アジアの漢字・漢字文化圏の文化形成のあり方を論じる。
漢文と東アジア [图书] 豆瓣
作者: 金文京 岩波書店 2010 - 8
漢文訓読の起源を、漢訳仏典にもとめ、東アジア各地の訓読現象を検証し、その背景にある言語思想・国家観を考察する。さらに漢文の多様なスタイル、その共通性と相違点をみることで、漢字文化圏ではなく、漢文文化圏を構想する。
日韓漢文訓読研究 [图书] 豆瓣
作者: 藤本幸夫 勉誠出版 2014 - 10
異言語受容の方法と思想を探る
中国周辺に位置した朝鮮半島諸国や日本では、文字・典籍を受容するに際し、そこに記された漢字・漢文を自国語のシステムに置き換えて読解する方法が構築されていった。
その痕跡は、典籍類や木簡などに墨書されたもののみならず、近年日韓において研究の進展を見せる角筆資料にも残り、異言語受容の実態をいまに伝えている。
角筆資料の発見により明らかになりつつある朝鮮半島における漢文訓読のあり方やその日本への影響の可能性、漢字・漢文受容によってもたらされた各国の言語文化における言語的・思想的展開について、日韓の最先端の研究者を集め論究、東アジアにおける漢字・漢文理解の方法と思想を探る。
平安時代の漢文訓読語につきての研究 [图书] 豆瓣
作者: 築島 裕 東京大学出版会 1963 - 3
わが国の国語は平安時代にいちじるしい進展をみせた.漢文訓読がその大きな特色である.本書は漢文訓読語について,音韻,語彙,語法および位相の諸面から体系的に解明した国語研究の基本的労作. 日本学士院賞受賞
平安鎌倉時代漢文訓読語解析論 [图书] 豆瓣
作者: 松本 光隆 汲古書院 2017 - 8
本書『平安鎌倉時代漢文訓読語解析論』は、前著『平安鎌倉時代漢文訓読語史料論』の姉妹編の意図を持って編んだが、実際に思索が深まったのか否かは、諸賢の批評に委ねねばならない。前著『平安鎌倉時代漢文訓読語史料論』は、直感に基づく構成ではあるが、巨視的マクロな鳥瞰から、金剛界儀軌と言う一資料に集約して行く論行を採った。当時は、二冊目の著書がもし可能なら、ミクロな視点の一資料の分析から、マクロな鳥瞰的な構成への論行を採ってみたいと空想していたが、著書二冊は対称的な論行を許さぬものとなったと感じている。
本書の一つの狙いは、従来の「証本」的規範的訓読が表面に打ち出されて訓読語史が語られていた、その発想の転換にある。平安鎌倉時代の訓読語史の世界は、実は、多様な実状があったと見ようとしたものである。その多重構造は、一資料内部での多重性のレベルもあり、個々人の訓読語生活史での多様さの中での多重性であり、自己の宗教的理念に基づいた宗派流派で括り切れないレベルでの個人の訓読に対する価値観の多様さであり、そこから生まれる多重性であって、そうした「シュレディンガーの猫」におけるボックスの中の如き多重性を認めた上で、漢文訓読語史を如何に構築するかに向かってみようとする過程に生きる必要がある事を示したつもりである。
第一章は平安鎌倉時代の訓点資料の内、天台宗寺門派関係の西墓点資料群を中心に解析し論じようとするものである。西墓点資料群の声点の総体の変化を記述するものであるが、ことばの変化が人間存在と固く結びついている状況を、特に自然発生的とは捉えにくい形をしていると解釈できそうな「△」濁声点の出現を、当時の人間社会の歴史と関係づけて解析してみようとした。
第二章は、類聚されている訓点資料を取り上げて論じて見ようとするものである。特に、類聚的資料においては多様な実態のあることを示して見たいと思う。
第三章は、平安鎌倉時代の訓点資料のうち、大部分の資料が失われて空白ができ、議論しても仕方ない部分のことばを、議論できないかと思考して編んだ一章である。過去には数万点とか際限のない程に日本国内にあったであろうと推量される資料が、偶然にも失われ、失われて現在に至る限りなく「少ない現存」から、実証的には議論をしても仕方のない過去のことばについての思考実験を行なってみようとするものである。正に「少ない現存」故に、軽んじられ、研究の対象とされ難かった資料に光を当てて見ようとする試みである。
第四章は、遠く望めば狙いは漢文訓読語表現における中国語文の文体的制約の問題である。つまり、訓読語の紙面への定着(訓点)は、どれ程原漢文、即ち中国で表現された語文の場合、日本語とは異なる中国語たる中国古典文の影響を受けて成立しているのかと言う問題である。
第五章は些かの意図を持って、今まで先学の展開されて来た方法論を批判しようとしたものを集めてみた。
第六章は、正に、研究課題として、後を俟たねばならない課題の論考を集めた。本書は「解析論」とは名付けたが、「解析」の方法論の模索の過程であるとお考え戴き、大方のご批正をお願いするところである。
由汉文训读传下来的日语语法 [图书] 豆瓣
作者: (日) 山田孝雄 译者: 黄文溥 陕西师范大学出版社 2014 - 1
该书原著是日本首部对日语语法受处于汉日语言接触情境之中的汉文训读的影响情况进行开创性研究的著作,是从语言同化的角度考察古汉语对日语语法影响情况的著作,蕴含着汉日语言接触。研究的萌芽。该书对汉日语法影响作了非常细致的分析,这些细腻分析不乏有精彩的、对今后的研究富有启发之处。原著一方面想对日语的历时研究做出贡献,另一方面想为将来的日语语言政策提供有用的资料。
创建日期: 2022年1月12日